トラブルシューティング - 日本ゼム株式会社
旧型のデジタルコントローラ/ MMC-1000
症状
センサを接続して電源を入れるといきなりLEDが点滅する。
原因
前回の終了時に自動モードの状態で電源を切ったため、コントローラ起動時にいきなり制御が働き、セットポイントが前回と異なるため、コントロールウィンド ( 出力カット機能 ) が働いている。
対処
電源投入の直後にLEDが点滅 ( コントロールウィンドが動いている )
A/M キーを押して自動から手動に切換える
ソニックスキーを30 ~ 40cmに設置し、確定キーを長押してセットポイントを再設定する
A/M キーを押して自動に入れる
施工終了後は A/M キーを押して手動に切換えてから電源を切る
※上記の対処で不具合が解消しない場合は、他の原因が考えられますので、
「ソニックスキー取扱説明書」のトラブルシューティングを参照 して下さい。
MOBA-MaticIIコントローラ
症状
センサを接続して電源を投入してもセンサを正しく認識しない。
原因
MOBA-MaticIIコントローラは、前回の終了時に接続していたセンサをメモリしているので、前回と違うセンサを接続 した場合コントローラ起動時にセンサ選択を行う必要があります。
対処
センサを接続しコントローラを起動してもセンサを認識しない
F1 キーを押してセンサ選択画面に入る
上下キーで希望のセンサ/モードを選択する
確定キーで選択を確定する
センサが認識され通常の作業画面を表示
MOBA-MaticIIコントローラは種類の異なるセンサを同時に接続することが可能です。
施工現場の状況に応じて適したセンサをコントローラ上で選択できます。
例)・ソニックスキー(高さ制御)からデジスロープ(傾き制御)に切換える。
・3D 制御からソニックスキーに切換える。
コントローラ全般
症状
自動を入れると上下にハンチングする。
対処
- センサが車体のセンササポートにしっかりと取付けられているか確認する。
- コントローラの感度の設定値(1 ~ 10)が高い場合は不感帯が狭くなるためハンチングしやすい。推奨設定値(5 ~ 6) に設定する。
※上記の対処で不具合が解消しない場合は、他の原因が考えられますので点検・修理に出してください。
接触式コントローラ
症状
自動の反応 ( 上下の出力 ) が鈍い
対処
- センサが車体のセンササポートにしっかりと取り付けられているか確認する
- コントローラの感度の設定値(1 ~ 10)が低い場合は不感帯が広くなるため制御が鈍くなる。推奨設定値(4 ~ 6)に設定する。
- センサ付属品に機械的ガタが無いか確認する。(下記参照)
※上記の対処で不具合が解消しない場合は、他の原因が考えられますので点検・修理に出してください。
センシングアーム固定ボルトの締付けを確認
修理品発送前の動作確認
システムを両側で使用していて片側で不具合が発生した場合、不具合を特定するために次の手順を行ってください。
不具合が発生している側のセンサ/ケーブル/コントローラを個別に正常に作動しているシステム側に入れ替えることで、故障の原因と思われる製品を特定することができます。